アレルギー反応を抑える唐辛子とステロイド

 よく料理に、また食卓でも薬味として使われる唐辛子には、アレルギー反応を抑える働きがあります。トウガラシの辛味成分であるカプサイシンが、花粉によって引き起こさるくしゃみや鼻水を止めるということです。カプサイシンを液体にして鼻に入れると、神経の働きが低下します。そのため、次にアレルゲンが鼻に入っても、反応しづらくなります。欧州では昔からおこなわれてきました。鼻は相当痛みます。しかし、食品を使った方法なので安心感があり、希望者は多いです。臨床試験中の方法であるため、まだ一般的ではありません。治療の前には鼻の中に局所麻酔をします。そのあとカプサイシンの液体を、鼻の粘膜の全体へ塗ります。かなり鋭い痛みがあり、焼けるような感覚にも見舞われるようです。強い痛みは10分ほど続き、1時間したらまた塗るということを3回繰り返します。これで、くしゃみや鼻水が止まることもあります。
 くしゃみや鼻水が止まらないときに、即効性のある薬として用いられているのがステロイドです。かなり強い作用のある薬で、副作用もクローズアップされていますので、長くても1週間程度の期間で、集中的に使うことが望ましいとされます。くしゃみ、鼻水以外のアレルギー反応を抑えるのにもよく用いられます。効果は絶大で、アレルギー症状が重篤になった場合は、特効薬となります。悪化して行く一方のような状態になった場合、進行を止められる唯一の薬でしょう。ただ、免疫を抑える強い薬ですので、長期服用は控えるべきとされます。また、使用を急にやめるのも危険です。リバウンドと呼ばれる重い症状が出やすくなるからです。使用をやめるときは、徐々に量を減らしていくことです。

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